TISが企業向けクラウドサービスを強化、新データセンター拠点や従量課金メニューの追加などを実施
TIS株式会社は22日、企業向けクラウドサービス「TIS Enterprise Ondemand Service」のメニューを強化すると発表した。
「TIS Enterprise Ondemand Service」は、IaaS/PaaSを中心とした企業向けのクラウドサービス。これまでは、東京と大阪2拠点のデータセンターで提供してきたが、今回、4月にオープンした最新のデータセンター「GDC御殿山」でもサービス提供を開始した。
TISでは、主要なデータセンターにおいて、クラウドサービスとハウジングサービスを同一のデータセンター内で提供しており、「TIS Enterprise Ondemand Service」のようなクラウド環境と、従来型の物理サーバー環境の併用が可能。段階的なクラウドへの移行など、顧客の要望に応えられるサービスの提供を行っていくとしている。
また、仮想マシンの稼働日数に応じた従量課金メニューを追加したほか、初期費用を無償化した。これによって、サービス利用開始時のコスト削減はもちろん、仮想マシンの設定変更時に都度かかっていた初期費用もなくなるため、柔軟なリソース変更という、クラウド本来の価値をより享受しやすくなる。
なお今後は、クラウドとハウジングを一体で運用管理しやすい新メニューの追加や、BCP関連のサービス、TISオリジナルアプリケーションの「TIS Enterprise Ondemand Service」上でのSaaS提供など、随時メニューの強化・拡張を行う予定とのこと。