ビジネス向けGoogle Appsの拡張サービス「rakumo」がGoogle App Engineの高可用環境に対応


 株式会社日本技芸は28日、Google Apps for Businessの拡張サービス「rakumoシリーズ」が、Google App EngineのHRD環境(High Replication Datastoreオプション)へ対応したと発表した。今後、rakumoシリーズのユーザーは、Google App Engineのメンテナンス時間帯でも、サービス利用を継続できるようになったとのこと。なお、HRDオプション対応版の利用にあたって、既存ユーザー側での移行作業や追加料金は特に必要ない。

 今回、rakumoシリーズがHRDオプションに対応したのは、Google AppEngineのメンテナンス時間帯に左右されないサービス提供を、ユーザーから強く求められていたため。これまでも、Google App Engineのメンテナンス時間帯によっては、日本企業の業務時間帯にrakumoシリーズを一時停止せざるを得ない状況が発生し、業務に支障をきたすケースもあったとのことで、Google App Engineが11月7日にPreview版から正式版に昇格したのもかんがみて、HRDオプションへの対応を実現させた。

 これによって例えば、日本時間の12月1日に予定されているGoogle App Engineのメンテナンス時にも、rakumoシリーズはサービスを一時停止せずに運営を継続できるという。

 HRD対応版の価格は、既存ユーザー向け、新規ユーザー向けともに従来と同じで、rakumoワークフローが月額315円/アカウント、rakumoカレンダーが月額105円/アカウント、rakumoコンタクトが月額53円/アカウント。このほか、別途Google Apps for Businessの契約が必要となる。

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