Google Appsのカレンダー機能を強化するサービス「rakumo 2011」~スマートフォン対応を拡充
株式会社日本技芸は4日、法人向けクラウドサービス「Google Apps for Business」(以下、Google Apps)で提供されているGoogleカレンダーの拡張機能「rakumoカレンダー」を強化すると発表した。スマートフォン対応などの機能強化を実施した「rakumoカレンダー2011」を同日より提供する。価格は1ユーザーあたり105円/月。
rakumoカレンダーは、Google Appsのカレンダー機能に、日本の組織に合った使いやすさを追加するアドオンサービス。これを導入すると、チームやグループでのスケジュール管理が容易になるので、既存のグループウェアを使用しなくても、クラウド上でグループスケジュールの管理から設備予約までを行えるという。
また、rakumoカレンダー自体もクラウド環境から提供するため、自社内にサーバーを設置することなく、低価格で利用できる点もメリット。すでにGoogle Appsを利用していれば、簡単な設定ですぐに利用できる。
今回の新版では、まず、グループカレンダーサービスをスマートフォンに対応させた。具体的には、表示する項目を絞り込み、シンプルな画面構成にしてスマートフォンでの視認性を向上させた。さらに、予定登録に必要な入力項目も絞り込み、HTML5を利用することで軽快な操作感を実現したほか、iPhoneでもAndroidでも、同じ機能と同じ画面を利用できるという。
ユーザーはこの機能を用いることで、複数ユーザーのスケジュールが同時に表示可能となり、外出先でも複数メンバーのかかわる打ち合わせを容易に登録できるようになったとのこと。同時表示するユーザーは、PC版のrakumoカレンダーで設定したユーザーグループと連動している。
推奨環境は、PC版はInternet Explorer 7.0以降、Google Chrome 6.0以降、Firefox 3.6以降。対応スマートフォン環境は、Android OS 2.1以降、iPhone OS(iOS) 3.0以降となっている。なお、既存ユーザーに対しては追加費用なく新版が提供され、アップデートも自動で行われるとのことだ。