日立、Notes/DominoをSaaSで提供


 株式会社日立製作所(日立)は1日、クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のSaaSメニュー「情報共有基盤サービス」のラインアップに、「IBM Lotus Notes/Domino(以下、Notes/Domino)」を中~大規模ユーザー環境に合わせて提供する新サービスを追加し、4日より提供する。

 自前の情報システム上でNotes/Dominoを利用しているユーザーは、基盤上に独自のNotesアプリを構築することが多く、クラウド化するにあたってはこうした既存のアプリ資産の有効活用が課題となる。

 今回の新サービス「情報共有基盤サービス Lotus Notes/Domino Edition」では、Notesのコラボレーション機能をSaaSで提供するとともに、Notesアプリの稼働環境まで情報共有基盤として一括提供することで、高信頼なクラウド化を実現するという。

サービスイメージ

 特長は、標準化された導入手法と運用管理手順により、迅速なサービス立ち上げを実現した点。ユーザーの規模・用途に応じた標準サービスメニューを複数用意し、ユーザーの開発工数を最小限に抑える。

 システムは堅牢なHarmonious Cloudセンターに構築。ハードウェア/仮想化基盤レイヤでの冗長化を特徴とする性能設計と、日立独自のDominoプロセス監視ツールを活用することで、システムの安定性を確保する。

 価格例(4000ユーザー規模、5年契約の場合)は、Notes/Dominoの機能、ウイルスチェック、バックアップなどを提供する基本仕様が月額1029円/IDから。基本仕様+Dominoクラスタリング、ロードバランサーを提供する高信頼仕様が1344円/IDから。ストレージ容量追加、バックアップ世代数追加、スマートフォン連携などのオプションも用意している。

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