日立、クラウドを活用した事業継続ソリューションを強化


 株式会社日立製作所(日立)は3日、クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のラインアップにおいて、BCM(Business Continuity Management)対応ソリューションを拡充すると発表した。価格はすべて個別見積もり。

 具体的には、まず、事業継続に必要な、企業内のデータの冗長性と保全性を高める「データマネージドサービス」を提供する。このサービスでは、全世界で実績のある日立のディスクアレイ「Hitachi Virtual Storage Platform」のリモートコピー機能を用いて、ユーザー企業のストレージから日立のデータセンター内のストレージへ自動的にデータをコピーし、高信頼なデータ保管を行う。またストレージサービスとしては、各種帳票や画像、映像などのコンテンツデータを保護する「コンテンツマネージドサービス」も提供される。

 加えて、セキュアクライアントソリューションの運用実績をもとに、セキュアで高信頼なクライアント環境を用意する「クライアントサービス」、情報システムのクラウド環境への移行を支援する「クラウド環境移行支援サービス」を、6月から順次提供。さらにクラウドコンサルティングサービスのメニューにおいては、クラウド化にともなう電力抑制効果を見える化する「省電力コンサルティングサービス」が追加された。

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(石井 一志)
2011/6/3 14:03