富士通SSLのメール誤送信防止アドイン、Outlook/Exchange Server 2010にも対応


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は2日、メール誤送信防止製品「SHieldMailChecker」の対応環境を拡大したと発表した。Microsoft Office OutlookとMicrosoft Exchange Serverについて、それぞれ最新バージョンの2010に新たに対応し、同日より販売を開始した。

 「SHieldMailChecker」は、メールの宛先間違いや添付ファイルの取り違えなど、メール誤送信を防止するためのソフト。クライアントPCにインストールしておくことで、社外にメールを送信する前に誤送信リスクを検出する。ユーザー自身や管理者などが信頼できると判断したメールアドレスや電話番号などの一覧表を「ホワイトリスト」として学習することで過剰な警告を抑止、宛先確認の“マンネリ化”を防止するという。

 「SHieldMailChecker」は当初、クライアントソフトとして提供を開始。今年4月からは、Outlook 2007/Exchange Server 2007環境にも対応していた。Outlookのアドインとして組み込まれるため、Outlookの誤送信防止オプションのような感覚で使用できるとしている。さらに今回、最新バージョンのOutlook 2010/Exchange Server 2010にも対応を拡大したかたちになる。

 なお、Exchange Serverについては、現在も広く利用されているバージョン2003にもあわせて対応を拡大している。

 価格体系は従来と変更なく、最大100ユーザーまで利用できる基本ライセンスパックが31万5000円、同パックの年間保守料が4万7250円など。9月30日までは、基本ライセンスパックを18万9000円、年間保守料を3万7800円で提供するなどのキャンペーンを実施している。

 このほか、保守・サポートを含めて月額料金で利用できるメニューもある。ユーザー数にかかわらずメールゲートウェイ単位で利用可能で、月額42万円。

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