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電通総研、「iQUAVIS」に「技術ばらしAIエージェント」を搭載した新版を2027年1月より提供へ
AIで技術情報を自動構造化
2026年6月29日 13:33
株式会社電通総研は26日、製造業向け製品開発支援ソリューション「iQUAVIS(アイクアビス)」において、独自開発したAIエージェントを利用し、技術情報を自動で構造化する新機能を追加したバージョンアップ版の提供を2027年1月に開始すると発表した。
「iQUAVIS」は、製品・システムを成功させるための複数の専門分野にまたがるアプローチ「システムズエンジニアリング」推進に必要な、システムモデリング、品質・リスク分析、プロジェクト管理を支援し、複雑なシステム開発の業務効率化および品質向上を実現する開発支援ソリューションである。
今回計画されているバージョンアップでは、長年、製造業のものづくりに携わってきたコンサルタントの知見・ノウハウを組み込んだ「技術ばらしAIエージェント」を搭載した。これにより、製品に求められる要求や機能とその実現手段である部品の関係や働きなど、ものづくりにおけるさまざまな技術情報を自動で構造化する。
その技術基盤には、安心・安全な生成AI環境を企業内に構築する自社ソリューション「Know Narrator」を利用。マルチモーダルRAGによって、画像や図表を元にした技術ばらしを実現するとのこと。さらに、マルチRAGエージェントによって役割ごとに作業を分担し、協働して複雑なタスクを処理することで、業務効率化と企業内のデータ活用に貢献する。
また、ものづくりにおける大切な技術やノウハウ、知見など、属人化している要素をデータ化、整理、構造化することにより、組織で共有・再利用できる環境を構築する。加えて、「技術ばらしAIエージェント」が企業内外の知見を横断的に活用し、新たな提案や示唆を提示する仕組みを備えた。これにより、「暗黙知の形式知化」による技術伝承の促進と製品品質向上を実現するとしている。
このような仕組みにより、複雑な要求、機能、部品などの相関や影響など、設計者の思考を見える化し、トレーサビリティを確保できるため、製品設計の変更や修正への柔軟な対応や、変更や修正による影響をスピーディに分析・把握可能。システムズエンジニアリングに基づいた製品開発・設計プロセスにおいても、思考の見える化を通じて業務効率化に貢献するとのこと。
