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Sansanの経理支援AIサービス「Bill One」、請求書の照合業務を支援するAI機能「照合アシスト」を提供
2026年6月11日 11:00
Sansan株式会社は9日、経理AX(AIトランスフォーメーション)サービス「Bill One」において、請求書と納品・検収データの照合をAIがアシストする新機能「照合アシスト」の提供を開始したと発表した。同義語・類義語も含めた表記揺れなどをAIが特定し、同一と判断した品目を提示することで、業務の属人化解消を支援するという。
Bill Oneは、請求書受領、請求書発行、経費精算といった領域における経理課題の解決を支援するサービス。郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、さまざまな請求書をオンラインで受領・データ化するサービスとしてスタートした後、請求書の発行・送付機能や作成機能を追加するなど、継続的に機能強化を行ってきた。
また、AI機能の開発を加速させており、対応する業務領域におけるアナログな作業を根本的になくしていくことでAXを実現する「経理AXサービス」として進化させていくことを発表。そうした方向における機能のひとつとして、仕入れ請求書に基づく支払処理において、納品書・検収書・発注書などの仕入れデータと請求書を明細単位で照合する「AI自動照合」機能を提供している。
今回追加された「照合アシスト」機能は、この「AI自動照合」を強化するもの。請求書に記載されている品目と、対応する基幹システムなどの納品・検収データの照合時に、AIが意味的な類似性と文字列としての近さの両面を評価することで、表記揺れを特定するほか、細かな型番・規格の違いも高精度に判別できるという。
そして、金額も合致し、同一と判断した品目を「一致候補」として照合結果に表示する。例えば、「冷凍 黒毛和牛 50KG/5箱」と「F国産牛 50キロ×5」における「黒毛和牛」と「国産牛」のような、品名の表記揺れの特定や、「マーカー H007J-BL-1」と「マーカー H007J-RD-10P」における「BL-1」と「RD-10P」の品番の違いを判別。結果、「冷凍 黒毛和牛 50KG/5箱」と「F国産牛 50キロ×5」は同一と判断して「一致候補」として表示する一方、「マーカー H007J-BL-1」と「マーカー H007J-RD-10P」は別商品と判断し「一致候補」から除外する。
担当者は、このようなAIが提示する結果を参考にしながら照合業務を行えるため、表記揺れや細かな型番・規格の違いを目視で判別する手間や見間違いのリスクが削減されるとのこと。
また「照合アシスト」では、AIの提案を修正した結果に加え、画面上で担当者が手動でひも付けた照合実績もすべて、学習データとして蓄積を開始する仕組みを備えた。これにより、請求書上の表現だけでは判断できず、取引に精通した担当者が経験則から一致不一致を判断していた照合業務についても、過去の実績を基にAIが高精度に判別・提示できるよう進化し、担当者固有のノウハウへの依存を構造的になくしていくとしている。

