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電通デジタル、Agentforceを用いて企業のマーケティング活動を支援するパッケージを提供

 株式会社電通デジタルは19日、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」を活用し、企業のマーケティング活動を支援するパッケージ「Dentsu Digital Agentic Marketing Package」を提供開始すると発表した。

「Dentsu Digital Agentic Marketing Package」の概要図

 Dentsu Digital Agentic Marketing Packageは、企業のマーケティング活動を一気通貫で支援可能なパッケージ。Salesforceのデータ統合基盤「Salesforce Data 360」に蓄積された顧客情報や行動履歴を学習したAgentforceを活用し、施策の目的に寄与する可能性が高いターゲット層の選定や、CV(コンバージョン)の高いコンテンツ、離脱ポイントの特定など、KPI達成に必要な要素を抽出する。これにより、マーケティング担当者は、適切かつ網羅性のある定量的なデータに基づいてスピーディに施策を企画・立案できるとした。

 施策の実行においては、Salesforce Data 360の「Einstein Studio(AIモデル構築)」と「Segment(セグメント作成)」の両機能を利用し、リアルタイムかつパーソナライズされたメッセージングが可能。さらに効果測定では、SalesforceのBIツール「Tableau」を用いて、実行シナリオや媒体別の成果を可視化することで、顧客一人ひとりのニーズに合致した最適な施策を効率的に展開し、CV向上につなげられるとのこと。

 また、導入後も継続的に効果検証と改善を重ねることが可能で、企画・検討、PoC、本番実装、改善・拡張といった一連のサイクルをトータルで支援できるため、電通デジタルでは、変化し続ける市場環境に適応するマーケティング活動を実現すると、そのメリットを強調している。