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ヤフー・データソリューション、「DS.INSIGHT Basic」で簡単・直感的な消費者分析を可能にするアップデートを実施

 LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は30日、同社のビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」のデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」において、UI(ユーザーインターフェイス)のアップデートを11月13日に実施すると発表した。

 ヤフー・データソリューションは、LINEヤフーの多様なサービスから得られる行動ビッグデータを分析可能な事業者向けサービス。そのメニューの中で、検索・人流データから人々の興味・関心を分析できるデスクリサーチツールとして、DS.INSIGHTを提供している。

 このDDS.INSIGHTについては、利用者から従来より「データ分析は難しいという先入観がある」「データがあってもどう見ればよいかわからない」といった声が寄せられていたという。こうした課題を解決するため、今回のアップデートでは、データに関する専門知識がないユーザーでも簡単かつ直感的に市場や消費者のインサイトを分析できるよう、「DS.INSIGHT Basic」のUIを改善する。

 例えば、「どの世代でどのキーワードが注目されているのか」「業界全体で伸びているテーマは何か」といった仮説立案から、そうした人々の興味関心の背景の読み解き、施策検討までを、さまざまなサポート機能を通じて、誰もが短時間かつスムーズに進められるという。

 具体的な改善としては、分析の目的に応じて「調べ方」を選べるナビゲーションボタンをトップに設置した。検索が急上昇している「注目キーワードから調べる」、1カ月の性年代別ランキングに基づく「検索ボリュームから調べる」、過去に入力した「キーワード履歴から調べる」など、探索できるようになり、「何から調べたらいいのか」という迷いを解消するとしている。

 また、従来の「基本画面」と「キーワード比較」を「キーワード分析」として統合した。ここでは、特定のキーワードに対し、性別・年代・地域など複数の観点から検索傾向を可視化でき、多様なグラフや分布図、ランキングにより、「どのような人が」「いつ」「どんな興味関心を持っていて」「なぜその興味関心を持っているのか」といった、キーワードの全体感を把握できるとのこと。

 さらに共起キーワードでは、従来のキーワードマップに加えてカテゴリ別の「ツリーマップ」表示が追加され、そのキーワードと一緒に検索されたキーワードがどんなカテゴリに分類できるかが一目でわかるという。

 加えて今回は、同日に提供を開始する「個人設定機能」によって、業種・分野、興味のある領域、主な利用目的などを設定することで、利用者ごとの目的や興味関心に合ったキーワードやトピックを見つけやすくなるとしている。