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NTT東日本、AI画像解析や映像公開機能などを標準搭載する「ギガらくカメラ クラウドプランType-VD」を提供

 NTT東日本株式会社は28日、クラウド型カメラサービス「ギガらくカメラ」において、「ギガらくカメラ クラウドプランType-VD」を11月4日に提供開始すると発表した。

 ギガらくカメラは、防犯カメラ映像の異常をクラウド上のAIで自動検知できるクラウド型カメラサービス。

 新プランとなるクラウドプランType-VDは、米Verkadaとの業務提携により機能を拡充し、AIによる画像解析機能で人の動きや属性の認識、車両やナンバープレートの認識、ライブリンクによる映像公開、カメラ端末の長期保証などの機能を標準搭載する。

ギガらくカメラ クラウドプランType-VDの概要

 人物・属性、車両・ナンバープレート検索機能は、過去映像に対して特定人物の検索・行動履歴を追跡できる。また、自然言語検索により、日常的な言葉や文章を用いて画像を検索することで、「見たい映像」を誰でも簡単に見つけられ、業務効率化につなげられる。

 AIによる即時アラート通知機能は、あらかじめ登録した人物や車両が指定場所に到着した際や、「ヘルメットを着けていない人」などのカスタマイズ条件を設定し、検知時にメール・SMS・モバイルアプリへ即座に通知する。スケジュール設定により、特定の時間帯のみ通知を受け取ることもできる。これにより、監視業務の人的負担が軽減されることに加え、通知が即座に届くため、異常発生から対応までの時間短縮が期待できる。

 ライブリンクによる映像公開機能は、災害時の河川などの状況や施設周辺の映像を安全に公開したいという自治体などの要望に対応し、カメラ映像の外部公開を簡単に行える機能。従来は、ライブ映像をWebページに埋め込むために配信サーバーの構築や外部サービスの利用、URL生成、セキュリティ対策などが必要だったが、新プランではこれらを不要とし、即時かつ安全な映像公開を実現する。これにより、サーバー構築の手間や費用も削減できる。

 さらに、カメラ端末の保証期間について、カメラ端末の高耐久設計により、業界最長クラスとなる最大10年保証を実現。故障・経年劣化による交換頻度を減らし、顧客のリプレイスコストを削減する。

 カメラ端末には最大365日のデータを保存可能な高性能ストレージを内蔵し、同一ネットワーク内での映像視聴は、クラウドを介さず直接アクセスが可能。設置場所ごとに帯域制限を設定できるため、他のネットワークシステムへの影響を抑えた効率的な運用を実現する。これらの機能と、クラウドとローカルを組み合わせたハイブリッド構成により、ネットワーク帯域への負荷を最小限に抑えつつ、安定した映像配信を可能にする。

 ギガらくカメラ クラウドプランType-VDの料金(税込)は、録画保存日数30日の場合で月額2750円、録画保存日数60日の場合で月額3740円、録画保存日数90日の場合で月額4730円、録画保存日数180日の場合で月額7040円、録画保存日数365日の場合で月額1万3200円。