さくらインターネット、「さくらのクラウド」の石狩リージョンに第3ゾーンを開設

　さくらインターネット株式会社は25日、パブリッククラウド「さくらのクラウド」の石狩リージョンに第3ゾーン（以下、石狩第3ゾーン）を開設した。

　これにより、従来リソースの制約から東京リージョンを案内していた大規模案件についても、石狩リージョンで受け入れ可能となり、災害リスク分散や北海道の冷涼な気候を生かした環境配慮型データセンターの利用拡大も見込まれるほか、全国の顧客に対してより柔軟な選択肢を提供するとしている。

　さくらのクラウドは、必要なときに必要なリソースを、時間単位・日単位・月単位で利用できるパブリッククラウドサービス。これまで提供していた石狩リージョンの第1ゾーンおよび第2ゾーンは、リソースが高水準に達し、一部の需要に十分対応できない状況もあったため、大規模システムを導入する顧客には東京リージョンを案内するケースも増えていたという。

　そこでさくらインターネットは、石狩データセンター内に石狩第3ゾーンを新設し、大規模案件にも柔軟に対応できる体制を整えた。さらに石狩第3ゾーンの開設を記念して、同社では石狩第3ゾーンを対象とする割引クーポンを最大2万円発行するキャンペーンを実施する。

　さくらインターネットは、顧客が安心して大規模なクラウド利用やシステム移行に取り組めるよう、今後も安定した基盤の提供に努めていくとしている。