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人事労務クラウド「freee人事労務」、等級・人事評価結果などの項目を追加し従業員情報の一元管理に対応

 フリー株式会社(以下、freee)は1日、クラウド型人事労務システム「freee人事労務」の従業員情報内に、等級・人事評価結果・職種の項目を新たに追加し、従業員情報の一元管理を可能にしたと発表した。

 freee人事労務は、勤怠管理、給与計算から年末調整・労務手続きまでを一気通貫で自動化できるクラウドサービス。freee人事労務は従来、人事情報の管理機能を持たず、従業員の人事情報は別のツールで管理する必要があった。このため労務担当者は、人事の等級と照らし合わせ、給与支払時に従業員に対して適切な給与が支払われているかを確認する際に、別のツールを開いて確認するといった手間がかかっていたという。

 そこで今回は、等級・人事評価結果・職種の3項目をfreee人事労務へ入力できるようにアップデートした。これにより従業員情報の一元管理が可能になり、担当部門の負担が軽減されるほか、従業員の過去の人事評価や等級の推移も登録することで、その変遷を把握できるようになった。

 freeeは、こうした一元管理によって組織内の等級などの分布が把握できるようになり、企業として適切な人員配置を検討し戦略的な組織作りを行える点を、メリットとしてアピールしている。

 また今回のアップデートに伴い、評価分布レポート・ハイパフォーマー分析・等級の滞留分析を行えるGoogleスプレッドシート「お試しタレマネシート」の無償提供を開始する。部門ごとの評価の偏りや新たなリーダー候補の発掘、離職リスクの早期発見などに活用できるとのことだ。