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キヤノンITS、「Cato SASEクラウド」の情報をAIで相関分析するSOCサービス
自動化機能の実装により利用料金の低減も実現
2025年11月27日 15:17
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、ITインフラサービス「SOLTAGE」におけるセキュリティ運用サービスのラインアップを拡張し、イスラエルCato NetworksのSASE(Secure Access Service Edge)ソリューション「Cato SASEクラウド」を対象としたSOC(Security Operation Center)サービスを、2026年3月より提供開始すると発表した。価格は、月額30万円(税別)から。
Cato SASEクラウド向けSOCサービスは、「Cato SASEクラウド」による脅威検出およびその対策を利用企業に提供し、インシデント発生時には初動対応から恒久対応の立案、提案までを一貫して支援するサービス。また、「Cato SASEクラウド」の利用状況を定期的に分析し、セキュリティの観点からのレポートも実施する。
具体的には、SOCに収集されたログや発報されたアラートはAIによって自動的に相関分析され、脅威度と緊急度を評価し、インシデントをシナリオ化した上で、対処方法を提示する。また、AIによる分析の結果、マルウェア感染などが疑われる端末については、SOCシステムから端末にインストールされているMDR(Managed Detection and Response)ソフトウェアに指示を出し、人手を介さず自動的にネットワークから隔離する機能を備えている。
従来の人手による分析に依存したSOCとは異なり、AIによる相関分析や自動隔離などの自動化機能を実装することにより、SOCを外部委託する上でネックとなる利用料金の低減を実現している点も特徴とのことだ。
