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freee、顧問先の年末調整業務に特化した会計事務所向け「freee人事労務 年調プラン」
2025年8月7日 16:27
フリー株式会社(以下、freee)は6日、会計事務所専用のクラウド型人事労務システム「freee人事労務 年調プラン」を提供開始したと発表した。会計事務所が顧問先の年末調整業務のために利用でき、負荷が大きい、年末調整書類の紙による回収作業をスマートフォンアプリやLINE連携によって電子化可能としている。
「freee人事労務 年調プラン」は、顧問先の年末調整業務に特化した会計事務所向けプラン。給与や勤怠などの機能を削り、年末調整回収に特化している点が特徴で、各事務所が顧問先の必要数に応じて、従業員数の制限なく低コストで契約できるという。なお、顧問先の情報管理を行えるサービス「freee顧問先管理」から、「freee人事労務 年調プラン」を適用する事務所の選択・解除を自身で行える。
顧問先の従業員(以下、従業員)に向けた年末調整の提出依頼はワンクリックで送信でき、メールやLINEでの通知に対応。受け取った従業員は、質問に答える形式で簡単に入力を行え、「freee人事労務」に登録している従業員情報が自動反映されるため、内容を確認しながら「次へ」ボタンを押していくことで回答が完了する仕組みだ。
さらに2025年秋ごろには、AIによるチェック機能「AI年末調整」が実装される予定で、証明書のアップロード時にAIが内容をチェックし、不備を削減できるとした。
また、法改正による見込みのずれをはじめとする駆け込み需要は、還付追徴の自動計算・自動反映で対応できるほか、「freee申告」と連携することで、従業員情報の転記不要で申告書類を自動作成し、自治体への申告も電子申告で完結できるとしている。
freeeではこれまで、年末調整のデータ回収の電子化や税務申告を行うために利用するツールが複数にわたるなど、非効率な作業が発生していたが、「freee人事労務 年調プラン」を利用することで、年末調整業務の効率化が図れるとして、そのメリットをアピールした。