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LINE WORKS、熱中症への警戒度を配信する「熱中症アラート」アプリ2025年版の提供を開始

アプリディレクトリから「LINE WORKS」に追加可能

 LINE WORKS株式会社は4日、ビジネスチャット「LINE WORKS」上に熱中症への警戒度を配信する「熱中症アラート」の2025年版を提供開始したと発表した。同機能は、「LINE WORKS」と外部のサービスを連携させ、利便性などを向上させる「アプリディレクトリ」に追加され、無料で利用できるとのこと。

 「熱中症アラート」は、熱中症予防のための指標である「暑さ指数(WBGT)」と、その日の熱中症への警戒度を「LINE WORKS」のチャットに配信するアプリ。その日にどれだけ熱中症になりやすいのかをすぐに把握できるため、自己管理や周囲への啓発といった熱中症対策を促せるという。

 具体的には、前日夕方(18時ごろ)と当日の朝(7時ごろ)に、その日の最高暑さ指数の予測と警戒度が配信され、5月20日から10月ごろまでの配信を予定しているとのこと。利用にあたっては、「LINE WORKS」の管理者が、アプリディレクトリ画面から「熱中症アラート」アプリを追加する必要があり、通知する暑さ指数や、アラートを受け取りたい都道府県を設定できる。

 なお「熱中症アラート」アプリは、2023年にベータ版が、2024年には正式版が一定期間提供され、それぞれ、800超、1500超のテナント(LINE WORKS環境)で利用された実績があるとのこと。そうした中、2025年6月1日には改正労働安全衛生規則が施行され、一定の条件を満たした作業においては、熱中症の重篤化を防止するための体制整備、手順作成、関係者への周知を行うことが事業者に義務付けられたこともあって、LINE WORK社では、さらなる利用率の向上を見込んでいる。