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オプティム、スマートフォンを用いた近接目視点検を支援する「Civil ReSnap」

 株式会社オプティムは23日、近接目視点検支援サービス「Civil ReSnap(リスナップ)」を提供開始すると発表した。

 「Civil ReSnap」は、近接目視点検における点検調書作成・点検作業を効率化するサービス。作業者が前回の点検調書の画像をスマートフォン上で見比べながら目視点検を行い、現場で記録した内容をそのまま点検調書として整理・出力できるという。

 例えば、スマートフォンで、過去の点検調書と同じ位置の写真を表示しながら撮影できるほか、点検結果をスマートフォンで簡単に記録する機能も備えた。キーボード入力ではなく選択式で記録できるので、忙しい現場でも簡単に入力を行えるとのこと。

カメラ機能
点検記録機能

 また、スマートフォンで撮った写真と記録した点検結果が連携しているため、システム上で簡単に写真帳を作成可能。出力される写真帳のフォーマットは自在にカスタマイズでき、国・地方自治体問わず、どのフォーマットでも対応できるとしている。

 加えて、点検にあたって参照する前回の点検調書は、紙やPDFをAIで解析してデジタルデータとして登録できるため、整理された状態で点検の現場作業に入ることが可能。点検調書のデジタルデータ化は、オプティムによるデータ化にも対応する。

 さらに、オプティムが農業DXサービスで培った野外作業に慣れた人材を活用し、秋季・冬季のインフラ点検繁忙期には、農閑期の作業者を点検現場に派遣して、人手不足の解消や「Civil ReSnap」の導入を支援することも可能とした。

 なおオプティムによる削減効果の試算では、全体で38%(現場業務で25%、点検調書作成で57%)のコスト削減効果が見込めたとのことだ。