ニュース
ソラコム、IoTアプリのローコード開発ツール「SORACOM Flux」でOpenAI/Azure OpenAIの最新モデル「GPT-4.1」シリーズに対応
2025年6月3日 11:00
株式会社ソラコムは2日、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux」で利用できる生成AIモデルとして、OpenAIおよびAzure OpenAIの最新モデル「GPT-4.1」シリーズに対応したと発表した。
SORACOM Fluxは、IoTシステムの自動化を目的としたIoTアプリケーションビルダー。センサーやカメラなどのIoTデータをインプットに、通知システムや生成AIモデルによる分析を組み合わせ、現場の業務や設備管理を効率化するアプリケーションを、ソフトウェア開発の専門知識がなくてもブラウザー上で構築できる。
今回のアップデートにより、SORACOM FluxはOpenAIおよびAzure OpenAIが提供する最新モデル「GPT-4.1」「GPT-4.1-mini」「GPT-4.1-nano」に対応した。GPT-4.1は、高精度な自然言語理解と複雑な文脈処理に優れたモデルで、IoTアプリケーションにおける高度な分析や判断に活用できる。加えて、GPT-4.1-miniおよびGPT-4.1-nanoは、応答速度とコスト効率に優れマルチモーダルな処理も可能な軽量モデルで、リアルタイム性が求められるユースケースや、センサーデータのスクリーニングといった定型処理において、コストを抑えながら柔軟に運用できる。
SORACOM Fluxは、OpenAIモデルのほか、Googleの「Gemini 2.0 Flash」「Gemini 2.0 Flash-Lite」や、Amazon Bedrock上の「Anthropic Claude 3.7 Sonnet」にも対応しており、複数の最新モデルを用途に応じて使い分けられる。ソラコムでは、SORACOM Fluxは顧客のユースケースからのフィードバックや、最新の生成AIサービス動向を踏まえて、引き続きアップデートしていくとしている。