ニュース
ソラコム、IoTアプリのローコード開発ツール「SORACOM Flux」でAmazon Novaを利用可能に
2024年12月19日 08:00
株式会社ソラコムは18日、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux」で利用できる生成AIモデルに、Amazon Web Services(AWS)の最新基盤モデル「Amazon Nova」を追加したと発表した。
SORACOM Fluxは、センサーやカメラなどのデバイスから送信された数値データや画像、外部データを基に、アラート通知や外部システムへの連携、デバイスの制御などを行えるIoTアプリケーションを、ローコードで開発できるサービス。生成AIモデルによる分析・意思決定を含むアクションを組み合わせることで、高度なIoTアプリケーションの構築も可能という。
このSORACOM Fluxでは、最新の生成AIサービスを利用できるようにアップデートを行ってきたが、Amazon Bedrock上のAmazon Nova Micro、Amazon Nova Lite、Amazon NovaProを、IoTアプリケーションに組み合わせる生成AIモデルとして選択可能になった。同日時点では、テキストと画像(Amazon Nova Microはテキストのみ)に対応し、今後動画にも対応する予定。
なお、IoTにおける生成AIモデルの活用としては、センサーデータやカメラの画像の分析や判断の自動化が見込まれるとのこと。例えば、「センサー値の異常を推測する」「カメラ画像からヘルメット着用の有無や立ち入り不可エリアへの侵入を判別する」といったケースは、高度な汎用モデルでも分析・判断できる可能性が高く、機械学習モデルの構築・学習などを行うことなく、IoTアプリケーションを速やかに構築できるとしている。
料金プランは2025年3月より適用されるが、先行して、2024年12月から2025年2月までの期間、「Freeプラン」において、生成AIモデル利用に必要となるクレジットが毎月1500クレジット利用できるようになったとのことだ。