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ソニーネットワークコミュニケーションズとシャノン、マーケティングデータの分析支援サービスを提供
「Prediction One」と「SMP」を連携
2025年5月12日 12:28
株式会社と株式会社シャノンは9日、ソニーネットワークコミュニケーションズのAI予測分析ツール「Prediction One」と、シャノンの統合型マーケティングクラウドサービス「SHANON MARKETING PLATFORM(SMP)」を連携させた、マーケティングデータの分析支援サービスを開始すると発表した。
「Prediction One」は、機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても、数クリックの簡単な操作で予測分析を行える“非専門家向け”のAI予測分析ツール。勘や経験に頼りがちだった業務をAIで行うことにより、業務効率化や属人化解消を支援できるという。
一方の「SMP」は、展示会や資料請求などで獲得した見込み顧客に対し、顧客の興味に沿った情報提供を行えるマーケティングオートメーションツールで、Webパーソナライズやメール、DMなどさまざまな施策を実施可能。SFA一体型のため、「SMP」のみでリードの獲得から見込み度合いの引き上げ、商談管理までをワンストップで管理できるとのこと。
今回は、「Prediction One」のデータサイエンティストが、利用企業の「SMP」上に蓄積されたWebアクセスログやキャンペーン登録履歴などのマーケティング関連情報を分析し、レポートを提供するサービスを開始する。
具体的には、「AI分析・AI適合診断サービス」と「AI導入支援サービス」の2つのサービスを用意した。
このうち「AI分析・AI適合診断サービス」では、「Prediction One」の専任のデータサイエンティストが、「SMP」内に蓄積された利用企業のマーケティングデータに基づき、データの基礎的な傾向把握や可視化から、データを用いたAI予測モデルの構築、そのモデルを用いた過去施策の分析を実施する。
さらに、得られた分析結果から、既存のマーケティング施策や蓄積されたデータ内容がAIに活用できるかどうか、その親和性を評価するとした。
これにより利用企業は、手間をかけることなく、過去に実施したマーケティング施策の中から影響度の大きい施策を洗い出し、今後の運用改善の示唆(ヒント)を得られるとのこと。同時に、AI導入による効果が得られるかに関して、実証実験を手軽に実施できるとしている。
一方の「AI導入支援サービス」は、「AI分析・AI適合診断サービス」の内容に加えて、「Prediction One」をツールとして提供するもので、AI開発・AIの実行を自社で行えるようになるという。また初期導入支援として、初期モデルの構築代行や企業ごとのオリジナル運用マニュアルを用意するとした。