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JFEシステムズの原価管理システム「J-CCOREs」、中期計画原価計算モジュールを提供

 JFEシステムズ株式会社は15日、原価管理システム「J-CCOREs」において、中期経営計画の数値目標設定に必要な、正確な原価情報を算出する「中期計画原価計算モジュール」を提供開始したと発表した。

 J-CCOREsは、鉄鋼・非鉄金属・化学・半導体などの複雑な工程を持つ業態に適した、生産管理システムから独立した原価管理システム。原価計算・損益計算の運用にとどまらず、新製品原価、原料単価変動に伴う高速なシミュレーション、さまざまな視点での差異分析機能などを搭載している。

 今回、同システムで提供を開始した「中期計画原価計算モジュール」は、中期経営計画の策定期間に合わせた計画原価の算出が可能なモジュール。中期経営計画の「策定環境」と「見通環境」の2つで構成されており、「策定環境」で設定した計画に対し、「見通環境」で実績を反映させることで、着地見込みの算出を行える。なお、原価計算の単位は月/四半期/半期/年から選択可能だ。

 さらに、J-CCOREsの「所要量展開オプション」や「損益計算オプション」と組み合わせて導入すると、より効率的な業務運用や正確な原価情報の提供を実現可能。これにより、企業の中期経営計画の策定と実行における精度の高い収益性予測と戦略的な意思決定を支援するとしている。

J-CCOREsを構成する各種モジュールとオプション機能