ニュース
パロアルトネットワークス、「Cortex XSIAM 3.0」と「Prisma Access Browser 2.0」を発表
2025年5月7日 12:34
米Palo Alto Networks(以下、パロアルトネットワークス)は現地時間4月28日、AI駆動型セキュリティ運用プラットフォーム「Cortex XSIAM 3.0」およびエンタープライズブラウザー「Prisma Access Browser 2.0」を発表した。
Cortex XSIAM 3.0は、幅広いセキュリティ運用(SOC)機能を1つのプラットフォームに統合したパロアルトネットワークスのAI駆動型SOCプラットフォームとして、プロアクティブなエクスポージャー管理と高度なメールセキュリティをさらに強化。Cortex Exposure ManagementとAdvanced Email Securityを活用したAI駆動型脅威防御により、大規模な攻撃を阻止する。
Cortex Exposure Managementは、任意のサードパーティソースとの結合を拡張し、すべてのエクスポージャーを可視化するとともに、AIによる優先順位付けと自動修復により、企業全体の脆弱性に関するノイズを最大99%削減するとしている。
Cortex Advanced Email Securityは、他のソリューションでは見逃してしまう高度なメールベースの攻撃を、先進のAIと自動化で阻止する。また、LLMの分析機能により、生成AIを駆使した最新の脅威から高度なフィッシングやメール攻撃を検出する。
悪意のある電子メールを自動的に削除して、侵害されたアカウントを無効にし、影響を受けたエンドポイントを隔離する、ワークフローの自動化が可能。メール、ID、エンドポイント、クラウドのデータを相関分析し、攻撃の全体像を明らかにすることで効果的なインシデント対応を実現する。
Prisma Access Browser 2.0は、エンドポイントデータ漏えい防止(DLP)とOracle Cloud Infrastructure(OCI)との統合により、クラウドプレゼンスの拡大を実現するとしている。
Prisma Access BrowserをPrisma SASEと統合することで、企業・組織はネットワークからブラウザーまで、高度な脅威からの保護、ユーザー体験の監視、生成AIアプリ保護を拡張でき、ユーザーは保護された状態で、効率的かつ生産的に作業できるとしている。
Prisma Access Browser 2.0の新機能としては、生成AIの安全な利用とリアルタイムでのデータ保護、AIが生成するクローキングやSaaSをホストとするフィッシング攻撃など、巧妙なWeb攻撃をリアルタイムで検出、防御する高度なウェブ攻撃からの防御、ユーザーに最大のパフォーマンスとともに、新しいユーザーエクスペリエンスをもたらす、再設計されたユーザー体験の提供を挙げている。
さらに、Prisma SASEの新機能として、エンドポイントデータ漏えい防止(DLP)、ブランチへのアプリ加速の拡張、次世代統合SASEエージェント、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)との連携を発表した。