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ブレインパッド、データ/AIを活用して課題解決を支援する「エンターテインメント業界向けソリューション」
2025年4月16日 08:00
株式会社ブレインパッドは15日、データ/AIの活用により、エンターテインメント業界が直面している課題の解決を支援する「エンターテインメント業界向けソリューション」を提供すると発表した。小売業界向けに続く、業界別ソリューションの第2弾となる。
「エンターテインメント業界向けソリューション」は、同業界に対するブレインパッドの支援実績と経験を基に、データ/AI活用のノウハウを体系化して提供するもの。IPホルダーや、玩具/ゲーム/アニメ制作などのコンテンツビジネスを展開する企業のマーケティング部門、コンテンツ企画・制作部門、商品生産部門等に対して、IPコンテンツの企画・制作業務やマーケティング活動、商品の需要予測や生産管理等における業務の最適化・効率化を支援するという。
ブレインパッドによれば、例えばマーケティング部門からは、POSやSNS等の各種データを統合的に分析・活用できていないために、コンテンツの人気度や市場反応を適切に把握できていない――といった相談が寄せられるとのこと。そこでこうした場合には、ファンの購買/反応データで熱量、構造や売上先行指標を把握できるようにすることで、適切なマーケティングを行えるようにサポートするとした。
また、各コンテンツの需要と供給を定量的に把握できず、生産管理において暗黙知に頼った意思決定をしてしまっているという課題を持つ商品生産部門に向けては、SNS/検索データで算出したトレンド値を過去の似た作品から予測し、消費者の反応量を想定することで、需要予測・商品在庫の適正化を通じた機会損失の防止を実現できるように支援するとのこと。
さらにはコンテンツ制作部門において、生成AIを生成物のチェック業務の一次判定に利用し、工数削減を図るといった活用も考えられるとしている。