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ブレインパッド、生成AIのビジネス活用を支援する「生成AI/LLMスタータープラン」を提供

 株式会社ブレインパッドは10日、生成AIのビジネス活用を支援する「生成AI/LLMスタータープラン」(以下、スタータープラン)を提供開始すると発表した。簡易的に実装できる領域からのスモールスタートに対応するほか、その後の本格的な活用領域の拡大も可能としている。

 今回発表されたスタータープランは、「生成AIをまず簡易に試したい」といったニーズを持つ企業に対して、迅速な環境構築を支援するもの。約1カ月間で生成AIの利用環境を構築し、チャット画面を用いた簡易機能を実際に操作可能になるという。

 また構築するシステムは、セキュリティや拡張性を考慮したシステム設計に基づいている点も特徴。実装後のデータ追加や外部システム連携に対応でき、他のシステムやアルゴリズムとの接続など、さまざまな用途に対応可能とした。

 セキュリティ面では、米国のセキュリティ団体であるCIS(Center for Internet Security)のガイドラインを基準としてシステムを設計しているほか、生成AI特有の「意図しない挙動の制御」といった、高度な問題にも対応するという。

 さらには、システム実装後のパフォーマンス改善やモニタリング等の運用面を考慮し、利用ログデータを収集する仕組みを用意した。プロンプトの蓄積により、利用用途の解析も可能だ。

 なお同社では、同プランのネクストステップとして「アドバンスプラン」も用意した。生成AIの本格的なビジネス活用施策を具体化する「ロードマップ策定」、企業が有する施策を実行に移すための「本格システム実装」の2種類を、必要に応じて選択可能だ。