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Celonis、Microsoft Fabric利用顧客にプロセスインテリジェンスを提供

 独Celonisは現地時間2日、Microsoftとの戦略的コラボレーションを拡大し、Microsoft FabricでのCelonisプロセスインテリジェンスのワークロード導入を含む、複数の統合を発表した。これにより、マイクロソフトユーザーはCelonisが提供する企業特有のデータとコンテキストを、Microsoft Power BIダッシュボードやMicrosoft Copilot Studioでのエージェントなど、構築中のあらゆるソリューションにシームレスに組み込めるとしている。

 Celonis Process Intelligence GraphとMicrosoft Fabricとのゼロコピーインテグレーションは、「Celonis Data Core」によって実現される。CelonisとFabricのゼロコピーインテグレーションにより、Microsoft OneLakeからのシームレスなデータ共有が可能になり、Fabric外へのデータ転送が不要になる。これによりデータサイロを排除し、単一の信頼源を確保することで、ストレージおよび転送コストの削減、データエラーの制限、データガバナンスの簡素化が実現する。この統合はまた、瞬時のデータ同期を必要とするユースケースも可能にする。

 CelonisとMicrosoft Fabricの統合により、顧客は独自のプロセスインテリジェンスへのアクセスが可能になり、Microsoftエコシステム内でプロセス改善方法を直接表示することで、Celonis独自のデータクラスとコンテキストを民主化できる。

 また、具体的なビジネスインパクトを持つ自立型AI活用のユースケースを特定し、ビジネスプロセスの仕組みに関するデータとコンテキストを活用して、AIソリューションを構築し、RPAボットやワークフロー、人間の業務と連携させながら、AIエージェントを統合的に管理・オーケストレーションできると説明。ネイティブなゼロコピーインテグレーションを通じて、Celonisとのデータ共有を迅速かつ容易にすることで、インサイト獲得までの時間を加速するとしている。