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Microsoftが4月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む脆弱性を修正
2025年4月9日 11:55
日本マイクロソフト株式会社は9日、4月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。
対象となるソフトウェアは、Windows、Remote Desktop client for Windows Desktop、Office、SharePoint、Dynamics 365、.NET、Visual Studio、Microsoft Azure、System Center。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。
これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2025/2022/2019/2016)、Office。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで121件、うち最大深刻度が“緊急”のものが11件。
今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Windows共通ログファイルシステムドライバーの特権の昇格の脆弱性(CVE-2025-29824)」については、更新プログラムが公開されるよりも前に、悪用が行われていることが確認されており、マイクロソフトでは更新プログラムの適用を早急に行うよう呼びかけている。