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富士フイルムビジネスイノベーション、文書閲覧機能などを拡充したドキュメントハンドリングソフト「DocuWorks 10」

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は7日、ドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorks」の新バージョン「DocuWorks 10」を、4月14日に提供開始すると発表した。

 DocuWorksは、文書を閲覧するためのPC上で再現した電子の机(DocuWorks Desk)と、その机上に並べたDocuWorks文書を紙のように編集・加工するツール(DocuWorks Viewer)で構成された、ドキュメントハンドリングソフトウェア。

 新バージョンのDocuWorks 10は、利用者からの「PDF文書もDocuWorks文書のようにDocuWorks Desk上で操作したい」などの具体的な要望に基づき、機能強化を図った。文書の閲覧・加工などの機能を充実させ、従来オプションだった文書共有などの機能を統合させた、オールインワンモデルとして提供する。

 DocuWorksの文書を閲覧/加工する基本機能に加え、初期導入時に同時購入するケースが多かったオプション「DocuWorksトレイ2」(文書共有機能)や、「DocuWorks 文書情報エントリー2」(文書属性の付与、振り分け、属性検索機能)を、標準機能として提供。また、他社のクラウドストレージサービスと連携するためのオプション「DocuWorks Cloud Connect」もあらかじめ搭載されている。

オールインワン化した「DocuWorks 10」の商品構成

 デジタル文書をDocuWorks Desk上で閲覧する際の機能として、従来のサムネイル表示、リスト表示に加え、新たに「グリッド表示」を追加。DocuWorks Desk上のスペースを最大限に活用し、効率的に文書ファイルを配置できるようになった。

 DocuWorks文書同士やPDF文書同士を比較し、更新した際の差分を自動抽出する機能も追加した。さらに、PDF文書の取り扱い機能を強化し、Wordなどのオフィス文書やスキャン文書をPDF文書に変換してDocuWorks Desk上に取り込むことなどが可能になった。これらの機能拡充により、文書の閲覧性や操作性が向上する。

グリッド表示
修正箇所の差分抽出

 また、Wordなどの複数のオフィス文書やスキャン文書をDocuWorks Desk上へ取り込む際、従来のDocuWorks文書への変換だけでなく、PDF文書に変換して取り込むことが可能になった。DocuWorks Desk上では、Wordなどの複数のオフィス文書やスキャン文書をPDF文書として束ねて管理できる。

 「お仕事バー」は、DocuWorks Desk上の画面下のタブ上に、「FAX送信状をDW(DocuWorks)に変換」や「送信済みスタンプ捺印」など、業務の流れにあわせて利用する作業アイコンを配置できる機能。DocuWorks 10では、「開始」と「終了」ボタンを追加し、「開始」ボタンを押すことで、お仕事バーに配置した複数の作業アイコンを連続実行できるようになった。

 DocuWorks 10の価格(税別)は、新規購入(標準ライセンス、ライセンス認証版)の場合、1ライセンスが2万5000円、5ライセンスが12万2000円など。