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富士ゼロックス、モバイルワーク支援機能を搭載したドキュメントハンドリングソフト「DocuWorks 9」

 富士ゼロックス株式会社は19日、ドキュメントハンドリングソフトウェアの新版「DocuWorks 9」を発表した。モバイルワーク向けに機能強化されているとのことで、2018年1月17日より順次販売を開始する。

 DocuWorksは、Microsoft Office文書やPDFなどの電子文書、あるいは紙をスキャンして電子化した文書などを一元管理できる、ドキュメントハンドリングソフトウェア。今回の新版では、業務の入り口となるビジネスポータルとしての利用を意識し、いつでも、どこでも、仕掛かり中の作業を継続できるよう、モバイルワーク向け機能を強化したという。

 新機能の「お仕事スペース」へ作業に必要な文書を集めておくと、同期ボタンをワンクリックするだけで、富士ゼロックスのクラウドサービス「Working Folder」に格納される仕組み。これにより、自宅や外出先の別のPC、モバイル端末からでもスペースにアクセスし、閲覧・編集を行えるようになる。

 また、作業内容にあわせてアイコンの位置をカスタマイズし、作業手順の可視化を行えるツール「お仕事バー」では、複数のタブを展開できるように改善した。これによって、作業別にカスタマイズした複数の業務環境を立ち上げ同時並行で進めるといった、日常業務のさらなる効率化を支援する。

 さらに、新たに追加された「ふでばこ」機能を利用すると、日付印、「承認」「社外秘」などのスタンプ、付せん、マーカーなどの電子文房具(アノテーション)を登録可能。よく使う機能や最近使った機能をいつでも呼び出せるので、業務の流れがスムーズになるとしている。

 製品は新規購入用のライセンス、アップグレード用のライセンス、サブスクリプションライセンスなどに分かれている。

 価格例(以下、すべて税別)は、新規購入用の場合、DocuWorks 9の1ライセンス基本パッケージ(ライセンス認証版)が1万5800円、5ライセンス基本パッケージ(同)が6万9000円、50ライセンス(ボリュームライセンス版)が55万2000円など。

 サブスクリプションライセンスは、1ユーザーで月額800円、5ユーザーで月額2500円など。1ユーザーにつき5台のPCにインストールできる。

 なお、2017年12月14日から2018年1月16日までに現行バージョンの「DocuWorks 8」を購入し、申込締め切り日までに手続きを完了したユーザーは、2018年1月17日以降、無償でDocuWorks 9へアップグレードできるとのこと。