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「Box」上にてDocuWorks文書の直接閲覧および検索が可能に――、富士フイルムビジネスイノベーションとBoxが協業

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は23日、米Boxとの協業により、同社のクラウドサービスである「Box」上にて、富士フイルムビジネスイノベーションのドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorksシリーズ」のファイルフォーマット「DocuWorks文書(拡張子:.xdw)」の、直接閲覧および検索が可能になったと発表した。

 DocuWorksは、文書の受け渡しや作成、プレゼンテーション、保存など、ドキュメントを扱う一連の業務をサポートするソフトウェア。業務プロセスやシステムを大きく変えることなく、人が紙を使ってオフィスで行っていた作業のデジタル化を支援しているという。

 昨今の業務環境では、テレワークの普及もあり、作成済みのドキュメントをクラウドストレージに直接アップロードして遠隔にいるユーザー同士が文書を共有する、といったことは広く行われるようになっているが、クラウドストレージに上げられたDocuWorks文書の内容を確認する場合は、プレビューができないため、都度、PCへダウンロードする必要が生じていた。また、文書検索もファイル名でしか実施できず、目的の文書を見つけ出すのに時間がかかるケースもあったとのこと。

 そこで富士フイルムビジネスイノベーションでは、Box社との協業により、「Box」に保管されたDocuWorks文書をPCへダウンロードすることなく、「Box」上で直接閲覧できるようにした。さらに、「Box」の全文検索機能を用いて、保管文書の本文の内容から文書を探し出せるようになっている。

 同社では、こうした利便性向上により、オフィスだけでなく自宅や外出先など、どこでも必要な文書を検索・閲覧して業務を行いやすくなったため、テレワークなどの多様な働き方に対応しながら、業務効率化が図れるとアピールしている。