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キヤノンITS、訓練メールを継続的に送信することで標的型攻撃への対処を学習するサービス「MudFix」を販売
2025年3月25日 16:38
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は24日、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、株式会社JSecurityの標的型攻撃メール訓練/教育サービス「MudFix(マッドフィックス)」を提供開始すると発表した。
MudFixは、標的型攻撃を模した訓練メールを従業員/職員に継続的に送信する訓練を通じて、標的型攻撃メールハッキングを予防するクラウド型標的型攻撃訓練サービス。メールによる標的型攻撃を日ごろから疑似体験することにより、セキュリティ脅威に対する警戒心を高める役割を果たすという。
サービスには多様なテンプレートが搭載されており、利用企業は自らメール文や警告画面を準備する必要がないほか、添付ファイルタイプとフィッシング誘導タイプの訓練テンプレートが用意されているため、カスタマイズによりニーズに合わせた訓練を行えるとのこと。加えて、教育コンテンツは独自コンテンツもアップロードでき、訓練とも連結可能になっていることから、より効果的な教育を行えるとした。
また、リアルタイム管理ツールで訓練の進行状況や結果を確認可能。訓練対象者のステータスは送信/閲覧/アクセス/感染/治癒まで細かく分類され、訓練結果報告書をExcel形式で訓練ごとにダウンロードすることができる。
さらに、完全クラウドサービスのため、サーバー手配と初期費用は不要で、すぐに利用できる点も特徴。訓練回数やメール件数に合わせ、無制限プランや回数単位のプランを選択でき、ユーザー単位で購入可能なため、費用の無駄なく利用可能としている。
料金は数量に応じて変動するが、1ユーザーあたりの参考価格(税別)は、「年額無線限プラン」で、訓練のみの場合が年額2400円、訓練に加えて教育コンテンツも提供される場合が年額3840円。1回単位の「回数プラン」では、訓練のみが560円、教育のみが560円。いずれも最少6ライセンスから1ユーザー単位で購入できる。