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キヤノンITS、ランサムウェア対策ソフト「AppCheck」を提供開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は22日、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、株式会社JSecurityが提供するランサムウェア対策ソフト「AppCheck」を提供開始した。

AppCheckは、ファイルの変化をリアルタイムで検出し、ランサムウェアによる不正な暗号化をブロックするソフト。マルウェアの特徴やパターンを識別するデータベースであるシグネチャを使用しないため、未知のランサムウェア被害も防ぐことが可能。ランサムウェアにより重要なファイルが暗号化された場合でも、リアルタイムファイルバックアップおよび復元機能で、ファイルを暗号化前の状態に戻すことができる。

「AppCheck」概要図

 周辺状況や環境などに合わせて最適な対応を行う状況認識技術により、ファイルの変更箇所や速度、頻度などのファイルオペレーションを監視/記録して、ランサムウェアの検出/遮断/隔離およびファイル変更箇所の復元を行う。従来の対策方法であるシグネチャ検知や振る舞い検知などでは対応が難しかった、未知のランサムウェアによる不正な暗号化もブロックできる。

 ファイルをリアルタイムでバックアップして正常なファイルを保護する。また、ファイルの変更や削除などの毀損行為を記録しているため、行為履歴をたどることでファイルを復元できる。

 シグネチャを使用しないため、頻繁に発生するシグネチャ更新の必要がなく、軽快に動作する。そのため、ウイルス対策ソフトとの共存が可能で、既存環境に追加して利用できる。

 製品の価格(税別)は、Windows向けの「AppCheck Pro」が9600円、Windows Server向けの「AppCheck Pro for Windows Server」が36万円、クラウド型管理コンソールの「AppCheck CMS Cloud」が9万円。