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SOINNとさくらインターネット、AIを用いた空調制御による省エネ技術の実証実験を石狩データセンターで開始

 SOINN株式会社とさくらインターネット株式会社は3日、SOINNが保有するAI技術を用いた実証実験を、さくらインターネットが運用する石狩データセンターで開始すると発表した。

 実証実験では、SOINNが保有する技術である省エネAI「E-1」に、さくらインターネットが運営する石狩データセンターの室温管理データを、パブリッククラウド「さくらのクラウド」上で学習させる。その後、学習データを用いて、石狩データセンター内における特定のサーバールームの空調制御を自動化することで、エネルギー効率の向上や運用管理の省力化への可能性を検証する。

 SOINNは、省エネAI「E-1」を用いた機械学習モデルの制作、実証実験中の空調制御とAI強化を担当。さくらインターネットは、実証実験環境として石狩データセンターにて空調設備の一部を提供するとともに、さくらのクラウドを実証実験用のAIサーバーとして提供する。

 実証実験は、STARTUP HOKKAIDOが主催するオープンイノベーションプログラム「Local Innovation Challenge HOKKAIDO 2024」に採択された取り組みとなる。

 SOINNとさくらインターネットは今後も、デジタル技術を活用し、持続可能な社会への貢献を目指すとしている。