ニュース

カオナビ、予実管理クラウド「ヨジツティクス」にKPI管理およびマトリクス分析機能を追加

売上数量や商談化率、ESG数値など、非財務指標のKPI管理が可能に

 株式会社カオナビは17日、クラウド型予実管理システム「ヨジツティクス」において、KPI管理およびマトリクス分析機能を追加すると発表した。売上数量や商談化率、ESG数値など、非財務指標のKPI管理が可能になるほか、損益計算書(P/L)データおよび非財務データに部署やカテゴリー、地域などの複数の階層で、集計や差分が発生している箇所の要因分析を、多角的に行えるようになるという。

 「ヨジツティクス」は、売上高、販売費および一般管理費をはじめとする、損益計算書などの経営データを一元化するクラウド型予実管理システム。クラウドで可視化することにより、経営判断をする経営陣と予実管理の取りまとめを行う経営企画、実績を作る現場部門がリアルタイムで数字や状況を共有できるため、素早く正確な経営判断が可能になるという。

 同サービスは当初、予実管理に必要な損益計算書データを対象にサービスを開始したが、より的確なアクションを図れるよう、非財務データも管理できる仕様にアップデートされた。さらに、予算・見込み・予算差(実績)・部署別・カテゴリー別・地域別などの複数の階層を自由に設定し、分析できる機能を開発している。こうして、経営陣・経営企画・現場部門があらゆる数字をリアルタイムに共有することで、よりスピーディな課題抽出・対策の検討を可能にするとのこと。

 具体的には、営業部門の場合は、売上高が伸びているカテゴリーや地域など、より詳細な売上分析が可能になるほか、人事部門では、採用や研修など、人事施策に対するコストや回数などを一覧で分析できるとしている。