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カオナビの予実管理クラウド「ヨジツティクス」、会計システムなどの実績データを容易に取り込める新機能を提供

 株式会社カオナビは20日、クラウド型予実管理システム「ヨジツティクス」において、会計システムなどの実績データを取り込む「実績アップロード機能」を9月中にリリースすると発表した。

 「ヨジツティクス」は、売上高、販売費、一般管理費をはじめとする、損益計算書(P/L)などの経営データを一元化するクラウド型予実管理システム。経営判断をする経営陣と予実管理の取りまとめを行う経営企画、実績を作る現場部門がリアルタイムで数字や状況を共有できるため、正確な経営判断を素早く行えるようになるという。

 今回は同サービスにおいて、会計システムや販売管理システムから出力した実績データをヨジツティクスに取り込み、自動で仕分けする「実績アップロード機能」を提供する。

 カオナビによれば、一般的に、経営企画などの部署では、予実管理にExcelなどの表計算ソフトウェアを利用していることが多く、会計システムや販売管理システムから出力した実績データを表計算ソフトウェアに取り込むために、マクロを組んで対応しているという。しかし、組織変更や管理項目の変更が生じた場合、マクロの組み直しやメンテナンスを行う必要があるほか、作業が属人化しており、担当者が変わった際に正確性が担保できないなどの課題もあるとのこと。

 今回提供される「実績アップロード機能」は、こうした課題に対応するために追加された機能で、会計システムや販売管理システムから実績データを取り込む際に発生していた、フォーマットの加工や項目名の変換などは不要。また、会計システム上の勘定科目とヨジツティクス上の管理項目が異なる場合でも、取り込む際に簡単な条件設定を行うだけで、自動的に仕分けを行えるため、表計算ソフトウェアで行っていた予実管理をスムーズにヨジツティクスに移行できるとしている。