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タレントマネジメント「カオナビ」、人材DB「プロファイルブック」のデータを生成AIで要約する新機能

 株式会社カオナビは10日、クラウド型タレントマネジメントシステム「カオナビ」において、個人のさまざまな情報が集約されている人材データベース「プロファイルブック」のデータを、生成AIで要約できる機能を提供開始すると発表した。

 「カオナビ」は、社員の顔や名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を一元管理して可視化することで、最適な人材配置やリスキリング推進といった戦略的なタレントマネジメント業務を可能にするクラウドサービス。

 このカオナビには、スキル、評価、実績、性格、エンゲージメントなど、個人のさまざまな情報を集約する「プロファイルブック」機能を搭載している。同機能では、必要なシートを簡単に作成するだけでなく、カテゴリ別にグルーピングすることもでき、各社の目的に応じたオリジナルのデータベースを構築可能。それぞれのシートは、項目パーツを自由にレイアウトを行え、テキスト入力やプルダウンリスト、レーダーチャートなど、さまざまな表示形式にも対応しているので、企業が運用中の独自シートをそのまま再現できるという。

プロファイルブックのイメージ

 今回は、生成AIによってこの「プロファイルブック」の要約機能を拡張した。社員の保有スキルや評価・面談の履歴など、さまざまなシートが集約されているが、シート内にある「AIで内容を要約」ボタンをクリックし、対象となる項目(ラベル)を選択するだけで、入力されたテキスト内容を要約表示してくれるとのこと。

 カオナビでは、社員を理解する上で必要な情報を、人事やマネージャーが効率的に把握できるようになるほか、個人が自身の解像度を高める手段として活用することも期待されると、そのメリットを説明している。