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Zoom、AI機能をサードパーティアプリと連携させる新たな「Custom AI Companion」アドオンを発表
2025年7月16日 10:00
米Zoom Communications(以下、Zoom)は現地時間9日、エージェント型AI「Zoom AI Companion」について、複数のプラットフォームを横断してタスクを完了させ、業務効率化を支援する新機能を発表した。
Zoom AI Companionは、Custom AI Companionアドオンにより、16のサードパーティアプリと連携し、Zoomの環境を離れることなく、タスクの実行を支援する。Amazon QやGlean、Jiraなどのアプリと連携することで、高度なインデックス機能、エンタープライズサーチ、チケット管理機能を利用できる。
新しく対応したサードパーティアプリは、文脈に即した回答を提供し、タスクの完了を支援する。インテリジェントなアプリ連携によって、複数の業務フローにまたがるタスクの実行も可能になる。
また、Custom AI Companionアドオンはオンラインでも購入可能になるとともに、AI Companionのミーティング要約機能をGoogle Meetなどのサードパーティ製ビデオ会議プラットフォームにも拡張した。AI Companionは、ユーザーに代わってミーティングに参加し、文字起こし、要約、実行可能なフォローアップを自動で提供する。今後はさらにCisco Webexにも対応を予定しており、これにより、中小企業でもエージェント型AI機能を活用できるようになり、生産性の向上が期待できるとしている。
Zoom Workplaceの有料プラン利用者は、Custom AI Companionアドオンを1ユーザーあたり月額12ドルでオンライン購入できる。このアドオンを活用することで、組織の独自ニーズに合わせてAI Companionを柔軟にカスタマイズできる。
このほか、通話中にリアルタイムで質問できる機能や、対面ミーティング用のボイスレコーダー、ミーティングアジェンダ作成など、AI Companionの主要機能を強化した。Zoomの有料ライセンスユーザーは、これらの機能を追加費用なしで利用できる。