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ティエスエスリンクの情報漏えい対策ソフト「コプリガード Ver.7.0」、管理外デバイスから共有フォルダーへのアクセス防止を可能に

 株式会社ティエスエスリンクは11日、サーバーやPCから共有ファイルのコピーを禁止する情報漏えい対策ソフトウェア「コプリガード」の新版「同 Ver.7.0」を販売開始したと発表した。また、コプリガードをインストールしないデバイスからのアクセス防止を行える「共有フォルダー保護拡張オプション」も新たに販売を開始する。

 コプリガードは、社内で共有するファイルの持ち出しを禁止する情報漏えい対策ソフト。社内業務やリモートワークにおいて、サーバー上のファイルの編集は可能にしつつ、ローカルや外部へのファイルコピー、印刷操作、メール添付やアップロードでの持ち出し、ファイル利用中の画面情報のスクリーンショット(画面キャプチャ)などを禁止できるという。

 今回の新版では、ログの自動収集やテンプレート改編、重要領域の編集禁止設定対応など、使いやすさの向上を行った。

 ログについては、従来は制御された操作のみログ記録する仕組みだったが、今回からは「ファイルアクセスや印刷の制御はしないが、誰が、いつ操作したかといったログを記録する」とことが可能になった。ポリシーテンプレート設定に追加した「ログ専用」を選ぶと、簡単に設定できるという。また「サーバー管理版」では、定期的にクライアントの管理ログをコプリガードサーバーに収集できるようになっている。

 一方、同時に発売される「共有フォルダー保護拡張オプション」を利用すると、コプリガード管理外デバイス(持ち込みPCやスマートフォン、Macなど)から共有フォルダー(重要領域)へのアクセスを簡単に制限できるようになる。従来は、難度・管理負担の高い、PC単位でのOSアクセス制御設定と併用する必要があったが、同オプションにより、運用効率が向上するとのこと。さらに新機能の暗号化を併用することで、情報漏えいリスクを抑え、より安全なシステム環境を実現できるとしている。

 動作環境は、管理サーバーがWindows Server 2022/2019/2016、クライアントツールがWindows 11/10。

 基本パッケージの価格(税別、以下すべて同じ)は、スタンダード版が50万円、サーバー管理版が150万円。どちらの場合でも、別途、PC1台あたり1ライセンスが必要となり、価格は1万円/ライセンス。また「共有フォルダー保護拡張オプション」は5000円/ライセンスとなる。