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テラスカイ、Salesforceと連携した生成AIソリューション「mitoco AI」がRAGに対応

 株式会社テラスカイは8日、Salesforceと生成AIを組み合わせたソリューション「mitoco AI」の新版「同 Ver.2.0」を提供すると発表した。

 mitoco AIは、自社が利用しているSalesforceと連携して、そこに格納されたデータから必要な回答を導き出すサービス。Salesforceのオブジェクト構造を学習しており、利用者からの要求に対して、Salesforce組織内に格納されたデータから、生成AIが適切な回答を導き出せるようにしているという。

 今回の新版では、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)に対応。文書ファイルのテキストデータをmitoco AIに学習させることで、AIが文書ファイルの内容を基に、より適切な回答を導き出せるようにした。

 例えば、就業規則や出張規定などの社内規定、取扱説明書やクイックガイドなどの製品マニュアル、提案書や事例集などの営業用資料などを学習させることで、生成AIが学習していなかった企業独自のルールや特定の製品に関する詳細な情報についても、mitoco AIが回答できるようになる。

 また、Excelライクなテーブルで検索結果を表示できる「フレキシブルデータテーブル」にも対応。ヘッダーの固定、任意の行・列の固定、レコード件数表示、項目ごとのフィルタリングなど、さまざまな機能を利用できるとのこと。

 このほか今回は、「お気に入り」(よく使うmitoco AIへの問いかけ)に登録した内容を定期的に実行し、その結果をCSVファイルとして保存する機能や、情報を検索するときの絞り込み条件として、ロングテキストエリア項目やリッチテキストエリア項目のサポートなどが行われている。