テラスカイ、Salesforceに蓄積されたデータから生成AIが必要な回答を導き出す「mitoco AI」

　株式会社テラスカイは9日、Salesforceと生成AIを組み合わせた新サービス「mitoco AI」を提供開始すると発表した。

　mitoco AIは、自社が利用しているSalesforceと連携して、そこに格納されたデータから必要な回答を導き出すサービス。Salesforceのオブジェクト構造を学習しており、利用者からの要求に対して、Salesforce組織内に格納されたデータから、生成AIが適切な回答を導き出せるようにしているという。

　また自然言語での要求が可能なため、特別なスキルがなくとも必要な情報を迅速に得られ、業務効率化と生産性向上を実現する点がメリットだ。

　さらに、Salesforce上に会計や販売管理システムを統合する「mitoco ERP」など、AppExchangeアプリケーションにも対応しているので、これらと組み合わせることにより、“ヒト”“モノ”“カネ”“顧客情報”といったすべてのデータに対して横断的にアクセスでき、ユーザーは意思決定に必要となるデータの利活用を手軽に行えるとした。

　なお生成AIの実行環境としては、Microsoft Azureで提供されているAzure OpenAI Serviceを利用。Salesforce内の業務データを生成AIに渡すことがないため、セキュリティ面の懸念なく利用できるとしている。