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ワークスアプリケーションズ、固定資産管理システム「HUE Asset」の新リース会計基準対応を実施

 株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は11日、固定資産管理システム「HUE Asset」「HUE Classic Assets Management」において、9月13日に公開された「リースに関する会計基準」(以下、新リース会計基準)に対応した機能をリリースしたと発表した。

 HUE Assetは、日本の税制に対応するとともに、大手企業の複雑な運用を考慮した機能を持つ固定資産管理システム。固定資産やリース・建設仮勘定など、さまざまな資産の管理を行えるほか、法改正やIFRS適用にも迅速に対応でき、建仮精算の効率化、棚卸し実査時の運用改善といった、大手企業特有の課題解決を支援するという。

 WAPによれば、ASBJ(企業会計基準委員会)が9月13日に公表した新リース会計基準により、2027年4月以降に開始する事業年度では、従来はオフバランスで計上されていたリース契約(オペレーティングリース)が原則オンバランス計上となり、会計処理の複雑化による経理部門の負担増が懸念されているとのこと。

 また新リース会計基準では、リース期間の測定、付随費用等を考慮した処理など、これまでになかった会計処理も必要になるため、既存システムすべての要件を満たせないことも多くなるという。

 WAPではこうした課題に対処するため、固定資産管理システムであるHUE AssetとHUE Classic Assets Managementにおいて、新リース会計基準に準拠した機能を10月初旬にリリースした。新機能では、リース期間測定や前払リース料、当初直接コスト、インセンティブ等の主要な変更点に対応しており、入力から自動計算・照会出力までの機能を幅広くサポートする。

 なおHUE Assetでは、新リース会計基準と同様の処理が求められるIFRS16号に即した会計処理ができるよう、すでに標準機能化されており、これを新リース会計基準でも利用できるよう機能拡張したため、基準公表から1カ月以内での提供を実現したとしている。