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TIS、レガシーシステムのモダナイゼーションサービスを拡張 PowerCOBOLのWebアプリ移行に対応

 TIS株式会社は3日、レガシーシステムのモダナイゼーションを実現するサービス「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」で提供している「Xenlon~神龍 Migrator」の自動変換対応ラインアップを拡張すると発表した。今回は新たに、PowerCOBOLで作られたクライアントアプリケーションからWebアプリケーションへの自動移行に対応する。

 「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」は、高い変換率を持つリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator」を用いて、レガシー言語(COBOL、PL/Iなど)からJavaへのリライトにより、大規模レガシーシステムのモダナイゼーションを実現するサービス。

 今回は、公共機関や金融機関など、多くの企業への導入実績や独自開発の変換技術で培ったノウハウをもとに同ツールの機能を拡張し、PowerCOBOLのWebアプリケーション移行に対応させた。TISでは、機能拡張された「Xenlon~神龍 Migrator」を用いて、PowerCOBOLのWebアプリケーション移行に対応したオプションメニューを提供開始する。

 このサービスを利用すると、再構築やローコード開発と比較して、短期間・低価格かつ安全に、PowerCOBOLで作られたクライアントサーバー型のアプリケーションから、Webアプリケーションへの移行を実現するとのこと。

 移行にあたっては、仕様書等のドキュメントは不要で、画面レイアウトの読み取りによる変換に対応。具体的には、独自の分析ツールによって、PowerCOBOL資産のうちWebアプリケーション移行に必要な情報を抽出後、変換ツールによりWeb画面(HTML)を構築するとしている。