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ALSI、リモート受付・接客システムをアップデート 利用者とオペレーターによる書類の共同作成が可能に

端末の利用状況などを確認できるダッシュボード機能も提供

 アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は27日、リモート接客・受付システム「InterPlay Elastic Framework」をアップデートしたと発表した。利用者とオペレーターが共同で書類作成を行える新機能や、ダッシュボードの提供などが行われている。

 InterPlay Elastic Frameworkは、アバターやタッチ操作、多言語対応など、さまざまなコミュニケーション機能を搭載した、リモート接客・受付システム。遠隔地のスタッフによるオンラインの有人対応のみならず、AIチャットボットによる無人接客、タッチパネルによる自動案内など、状況に合わせて利用方法を選べるという。

 今回のアップデートでは、接客端末の利用状況(曜日/時間帯別のビデオ通話/コンテンツ閲覧状況など)や対話履歴などの情報を見える化し、ダッシュボードとして表示できる機能を提供開始した。費用対効果の可視化や、来訪者ニーズに合わせた応対・情報案内、コンテンツ・人員配置の適正化などに活用でき、接客効率や顧客体験の向上を図れるという。

 また従来は、オペレーターが共有した画面を利用者が操作することはできなかったが、利用者とオペレーターが共同で書類作成を行える「同時操作機能」が新たに追加された。例えば、旅行会社や保険、銀行などの窓口において、オペレーターが申し込みページを共有し、利用者が案内に従って必要事項を入力、内容を確認したうえで申し込む、といったことが可能になるため、案内から申し込みまでの一連の手続きを、リモートで完結できるようになるとのこと。

 このほか今回は、多言語翻訳/チャット利用時の音声発話機能や、画面レイアウト変更のサポートなど、より便利に活用するためのアップデートも行われている。

 価格(税別)は、初期登録料が2万8600円から、年間利用料が34万3200円から。なお、各機能の利用には別途料金が発生するとのことだ。