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ALSIがリモート接客・案内システムをアップデート、防災対策やカスハラ対策を支援する新機能を追加
2025年11月17日 08:00
アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は14日、無人・遠隔・自動案内など、状況に合わせて利用できるリモート接客・受付システム「InterPlay Elastic Framework」をアップデートすると発表した。防災対策を支援する「防災アラートサービス」と、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策を支援する「利用者マスキング機能」を追加する。
InterPlay Elastic Frameworkは、AI・アバター・インタラクティブサイネージ・多言語対応など、さまざまなコミュニケーション機能を搭載したリモート接客・案内システム。リモートでの有人接客だけでなく、AIチャットボットによる無人接客、タッチパネルによる自動案内など、状況に合わせて利用方法を柔軟に選べる点を特徴としている。
今回のアップデートでは、総務省が管轄する全国の自治体などからの情報を集めたLアラート(災害情報共有システム)との連携により、災害発生時に震度速報や避難情報などの防災アラートを端末の画面に自動表示する機能を追加した。端末の設置場所に合わせて、事前に準備した避難所までの経路情報などを表示することもできる。
また、利用者の肖像権保護やクレーム応対時に有効な「利用者マスキング機能」が追加された。設置された端末のカメラに映った利用者(問い合わせ者)の顔をAIにより自動判定し、マスキング処理を施せる。これにより、利用者(問い合わせ者)の肖像権を保護できるほか、クレーム応対時には相手の顔が見えない状態で応対できるため、遠隔オペレーターの心理的負担を軽減するとしている。
さらに今回は、遠隔オペレーターの応対方法として、従来のPCに加えてスマートフォンを利用可能にしたほか、利用者(問い合わせ者)からの問い合わせ内容に応じ、専門の担当者を交えた応対を可能にする三者間通話機能を追加。セルフレジの年齢確認をAIでサポートする有償オプション「年齢確認サービス」も提供される。

