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ALSI、リモート接客・案内システム「InterPlay Elastic Framework」の防災支援機能を強化

災害時における避難所間のビデオ通話などを可能に

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は23日、リモート接客・案内システム「InterPlay Elastic Framework」をアップデートし、防災支援機能を強化したと発表した。

 InterPlay Elastic Frameworkは、AI・アバター・インタラクティブサイネージ・多言語対応など、さまざまなコミュニケーション機能を搭載したリモート接客・案内システム。リモートでの有人接客だけでなく、AIチャットボットによる無人接客、タッチパネルによる自動案内など、状況にあわせて利用方法を柔軟に選べる点を特徴としている。

 このシステムでは、災害・緊急時に活用できる防災支援機能として、避難誘導画面や警報を端末にワンタッチで一斉配信する機能や、非常コール通話などを提供してきたが、今回のアップデートでは防災支援機能をさらに強化し、自治体における避難所運営を支援する新機能を提供する。

 具体的には、避難所などの施設に設置したサイネージ端末間でビデオ通話を行えるようにしており、災害時の避難所間の連絡や、介護・福祉施設間の交流手段として、オペレーターを介することなく、拠点間での遠隔コミュニケーションを実現するという。

 避難所として利用される公民館などの自治体施設に設置し、平時はデジタル案内板・リモート窓口端末として利用する一方、災害時には避難所のコミュニケーションツールとして活用できるとのこと。