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フォーティネット、GIGAスクール構想第二期に準拠したセキュリティパッケージ「Fortinet for NEXT GIGA School」をリリース

 米Fortinet(以下、フォーティネット)は26日、GIGAスクール構想第二期に対応したネットワーク可視化&端末利用状況把握+セキュリティ対策パッケージ「Fortinet for NEXT GIGA School」をリリースしたと発表した。

 文部科学省では、第2期GIGAスクール構想に向けて、公立学校情報機器整備事業において、児童・生徒向けの学習系端末の更新に関わる補助金の交付を予定している。その前提として各教育委員会には、1人1台の端末整備、ネットワークの改善、GIGA×校務DX、端末の積極活用などの計画の策定が必要となるが、これらの計画において教育DXに関わる各種KPIの達成が求められる。

 フォーティネットが今回発表したFortinet for NEXT GIGA Schoolでは、教育DXに関わるKPIの達成に向けたソリューションを、フォーティネットがパッケージとして提案する内容となる。これにより、各教育委員会は、KPI達成度合いをデジタルデータで計るためのエビデンスの取得と、教職員や児童学生をサイバー攻撃から守るセキュリティ対策を同時に実現できるようになる。

 Fortinet For NEXT GIGA Schoolは、端末およびネットワークの可視化ならびにセキュリティ対策において、「Webフィルタリング+GIGA端末の利活用状況可視化パッケージ」「ネットワーク帯域の可視化パッケージ」「無線LANパッケージ」「『校務DX』ゼロトラストパッケージ」の4つのパッケージから構成され、単独での導入あるいは複数パッケージを統合しての導入も可能。フォーティネットの国内パートナーを通じて提供される。

 Webフィルタリング+GIGA端末の利活用状況可視化パッケージは、1人1台ずつ配布される端末を積極的に活用しているかどうかを、Webフィルタリングを通じて把握する。Webフィルタリングは、児童・生徒の安全なインターネット利用のためのセキュリティ対策として導入されるが、Webフィルタリングを通じて得られる通信ログは、端末活用状況の把握にも役立てられる。

 ネットワーク帯域の可視化パッケージと無線LANパッケージは、学校ネットワークの改善に向けたソリューションとして提供する。インターネット接続の遅さといった学校ネットワークの改善のためには、WAN側、LAN側ともにネットワークの状況を可視化して、問題点などを把握することが大切なポイントで、また、WANを収容するゲートウェイ装置や無線LANアクセスポイントなどについて、適切な機器を選定することも重要だとしている。

 「校務DX」ゼロトラストパッケージは、従来のネットワーク分離環境を見直し、1台の校務端末で円滑に業務を行える環境を構築する「校務DX」に向けて、ゼロトラストネットワーク環境を導入し、どのような環境からでも安全に校務支援システムにアクセスできるインフラを整備する。