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フォーティネット、学校向けにセキュア無線LANソリューションを提供

 フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は7日、学校向けの無線LANソリューション「学校および災害時避難所向けセキュア無線LANソリューション」を発表した。また、無線LANアクセスポイント「FortiAPシリーズ」において、最新の無線LAN規格IEEE 802.11ac wave2に対応したモデルも新たに提供する。

 「学校および災害時避難所向けセキュア無線LANソリューション」は、学校における無線LANの積極的な活用を見据え、性能とセキュリティを確保した無線LAN環境を提供するソリューション。FortiAPや、無線LANコントローラ「FortiWLC」、UTM「FortiGate」、フォーティネットのクラウド基盤などを利用して提供する。

 これを利用すると、教室内PCに対し、デジタル教科書へのコンテンツ同時配信を実現できる安定した無線LAN環境を提供するとのことで、電波の干渉制御に対応したシングルチャネル設計が可能。セキュリティ面では、校務用ネットワークと生徒用ネットワークを分離しているほか、クラウド型サンドボックスなどを含む多層防御によりセキュリティを確保する。

 また、学校が災害時の避難所になった場合には、避難住民向けに無線LANを提供することも可能なため、インフラ共用によるコストの最適化も実現するとした。

 一方、新たに提供するIEEE 802.11ac wave2対応のアクセスポイントは、4空間ストリーム、ビームフォーミング、マルチユーザーMIMOをサポートしており、80MHzのチャネルボンディングで最大通信速度1.73Gbps(将来的には最大3.46Gbpsに対応予定)を実現するとした。