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アット東京第3センター、オフサイトフィジカルコーポレートPPAを締結し再エネ由来電力を調達

 株式会社アット東京は19日、株式会社アドバンスメンテナンスおよび東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東京電力EP)と6月27日に、オフサイトフィジカルコーポレートPPAを締結したと発表した。同PPAにより、7月からアット東京第3センター(以下、DC3)に供給される電力の一部が、追加性のある生グリーン電力になる。

 同PPAでは、発電事業者である株式会社アドバンスメンテナンスが栃木県ならびに茨城県に所有する太陽光発電所で発電した生グリーン電力を、東京電力EPを介してDC3に供給する。PPAに基づいてDC3が供給を受ける生グリーン電力は年間平均379万kWhと想定されており、DC3の年間電力使用量の約10.3%に相当する。それ以外の電力については、東京電力EPが提供する非化石証書サービスを併用することにより、データセンターの再エネ標準仕様を実現する。

 アット東京では、こうしたフィジカルPPAの生グリーン電力と非化石証書サービスによる実質再エネ電力の併用は、長期的に安定した追加性のある再生可能エネルギーを確保することで、データセンターを利用する各企業への、より一層の脱炭素への貢献が期待できると説明。アット東京は多くの電力を消費するデータセンター事業者としての社会的責任を果たすため、脱炭素と持続可能な社会の実現を目指して、今後も再生可能エネルギーの活用を積極的に進めていくとしている。