ニュース

東芝インフラシステムズのメーター読取支援サービス「ToruMeter」、写真1枚から複数の数値を読み取り可能に

 東芝インフラシステムズ株式会社は、スマートフォンアプリを利用したメーター読み取りサービス「ToruMeter」を8月1日にバージョンアップすると発表した。今回は、撮影した1枚の写真から複数の数値を連続して読み取る新機能「1ショットマルチ読み取り」を追加する。

 ToruMeterは、電気・ガス・水道などのメーターや制御盤の表示部、電子計測器などを、スマートフォン/タブレット端末のカメラで撮影し、読み取った値と写真を電子帳票に記録するクラウドサービス。

 今回のバージョンアップでは、読み取り処理の改良により、デジタルマルチメーターや監視装置の運転モニターなど、複数の数値が表示されているメーターにおいて、撮影した1枚の写真に含まれる複数の数値を連続して読み取り可能にする「1ショットマルチ読み取り」機能が追加された。

 現行版では、撮影した写真1枚から1つの数値のみを読み取るために、読み取り対象の数値ごとに写真を撮影する必要があったが、中央監視装置の運転モニターなど、読み取りを行う対象の数値が多い場合でも、写真撮影を繰り返さずにすむようになるため、作業性が改善されるという。

 加えて、品質検査業務など、撮影する写真を1枚(同一)にしないと、エビデンスとしての効果が低下してしまう場合にも、複数の数値に対して1枚の写真をエビデンスとして活用できるようになるので、同一性が保持され、証跡効果がより明確になるとしている。

 また、アナログメーターの読み取りエンジンが強化され、自動認識できる針や数値の色が増加した。さらに、温圧計や水高計など、2種類以上の数値が表示されている(計測する指標が複数ある)メーターにも対応したとのこと。

 なおToruMeterの利用にあたっては、株式会社シムトップスが提供する電子帳票ツール「ConMas i-Reporter」の契約が必要となる。