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サイバートラスト、サイバートラスト、Zabbix 7.0ベースのシステム監視ソフト「MIRACLE ZBX 7.0」

監視設定の容易なリストアを可能にするスナップショット機能などを搭載

 サイバートラスト株式会社は3日、エンタープライズ向けシステム監視ソフトウェアの最新版「MIRACLE ZBX 7.0」を一般公開したと発表した。オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix 7.0」をベースに、独自の機能拡張を加えているという。また同時に、「MIRACLE ZBX サポートサービス」の対象バージョンにMIRACLE ZBX 7.0を加えている。

 MIRACLE ZBXは、オープンソース版の統合監視ソフトウェアであるZabbixをベースに、サイバートラストが独自開発しているシステム監視ソフトウェア。その新版となるMIRACLE ZBX 7.0では、MIRACLE ZBX独自機能である監視設定スナップショット機能を搭載。監視設定のスナップショットを取得し、Web UI上で管理できるため、運用担当者の設定ミスがあった場合でも簡単に元の状態に戻せるという。

 また、プロキシのHA(高可用)化とロードバランシングによる負荷分散機能に対応し、柔軟なプロキシの活用によって、より安定した監視を実現するとした。さらに、クラウド監視機能を拡張。各種クラウドのテンプレートや、クラウドにシステム構築した際に求められるシステム単位での監視に活用可能なWeb監視アイテムの追加により、増加するクラウドニーズに対応している。

 一方で、オープンソースのZabbixとMIRACLE ZBXを対象とし、最長10年の長期サポートなどを提供しているMIRACLE ZBX サポートサービスに、MIRACLE ZBX 7.0を追加。AlmaLinuxの技術サポートも1つの窓口で対応できるため、OSから監視ソフトウェアまでを包括してサポートし、システム監視環境のセキュアな長期運用を支援するとした。

 なお同サービスでは、仮想環境に導入してすぐに監視を開始できる仮想アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance」と、システム監視を効率化する「設定バックアップオプション」なども無償で利用可能だ。

 MIRACLE ZBX サポートサービスの価格例(税別)は、「サポートスタンダード」の1年版が120万円、3年版が324万円、5年版が510万円、オプションの「MIRACLE ZBX プロキシサポート」が24万円となる。