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パナソニックNETSやWasabiなど3社が連携、クラウド監視カメラで長期間録画できる映像監視システムを提供

 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)、パナソニック ネットソリューションズ株式会社(以下、パナソニックNETS)、Wasabi Technologies Japan合同会社(以下、Wasabi)の3社は2日、クラウド監視カメラで1年以上の長期間録画を実現できる映像監視ソリューションを、同日より提供開始すると発表した。

 今回3社では、パナソニックの映像監視システム「ArgosView」と、Wasabiのクラウドストレージ「Wasabi」を組み合わせ、クラウド監視カメラの映像を長期に録画できるソリューションを提供する。従来のクラウド監視カメラの録画期間は最長1年が一般的だったが、一極集中の遠隔監視を得意とするArgosViewと、容量課金でデータリストア(復元)時のデータ転送費が発生せず、かつ低価格なWasabiの組み合わせによって、1年以上の長期間録画を実現しているのが特徴だ。

 クラウド監視カメラの利用企業は、これまで、保存期間を超過した映像はダウンロードし、別途コストを掛けて自社保管せざるを得なかったというが、このソリューションでは、クラウドストレージ利用料の課金対象は容量のみで、ArgosViewサーバーへデータをリストアする際にも、データ転送費用は発生しないため、自社で保管する手間やコストを気にすることなく、クラウド上にある映像データを、ダウンロード課金不要で、いつでもリストア可能になるとした。

 また、クラウドストレージ容量は5TB単位で追加でき、セキュリティ面では、99.999999999%のオブジェクト耐久性、オブジェクトロック機能によるランサムウェア対策などを実現可能。3社では、ArgosViewの映像データを、安価で安全に、手間なく保管できる環境を提供するとアピールしている。